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シリアの問題を初めとして、いろいろ積極的な活動をしている前国連事務総長のKofi Annan氏は、先日アジスアベバで開かれたアフリカ会議の共同議長でした。私は何度かAnnan氏をみたことがあるのですが、アフリカ会議は比較的小規模だったので、身近で話を聞くことができました。

Plenaryセッションにパネリストとして登場されたのですが、モデレーターが「良く知られているので紹介するまでもない」とAnnan氏を紹介して、話しをした後のこと。「さっきは紹介するまでもないといわれたが。。」と話を始めました。

かいつまんでいうと、事務総長を退任した後、休暇で(場所を忘れてしまいました)でゆっくりしていた時のこと。Annan氏が休暇で滞在しているとわかると大変なので、人に知られないようにしていたのですが、何らかのきっかけでそこの住民の知る所となってしまったそうです。

そうしたらある日、若い人がやってきて、「サインをしてもらいたい」といったそうです。やはりばれてしまったか、まずい」と思ったそうですが、『私が誰だかわかるよね?」と聞いた所、サインを求めた人は、「Morgan Freeman」と米国の俳優の名前をいったそうです。

Morgan Freemanは米国でもとても有名な俳優で、数々の映画や演劇に出ています。南アフリカのNelson Mandela氏の役をInvictusという映画で演じたのは最近のことです。

アナン氏ではなく、Morgan Freemanと思ってサインを頼まれたアナン氏は、よろこんで、Morgan Freemanとサインをしたといっていました。サインを頼んだ若者もハッピー、アナン氏もハッピーとすべてがハッピーエンドで終わった。というストーリーでした。

「Morgan Freeman!」といった所で、会議の参加者は大爆笑。意外?とも思えるアナン氏のユーモアのセンスを垣間見ることができました。

これだけ国際舞台で活躍している人は、ちょっとしたことでもうまくユーモアで包むなあ、ストーリーを語るのが本当に上手だなあ、と感心したエピソードでした。

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    • Ashihara
    • 2012年 5月 31日

    ステキなお話ですね。去年だったかご紹介いただいたSt.Gallen SyimposiumでのKishore Mabbubani氏のスピーチも冒頭のジョークが利いていて、一気に引き込まれました。竹内弘高先生のGASのセミナーもしかり。会場が自然と聞き入ってしまうムードをまず作ってしまえるところが本当にすごいと思います。そういう話し手になってみたいです。

    • yishikura
    • 2012年 6月 17日

    Ashihara san, 石倉です。コメントありがとうございます。ジョークもですが、それをストーリーの形で語るのがとても上手なのですね。これは私にとっても課題です。

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