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p1000237.JPGp1000227.JPGp1000224.JPG Festival of Thinkersのプログラムの中で私にとって、とても印象的だったのは2つのセッションです。

 ひとつは第一日目に行われたノーベル平和賞2004年受賞者のProfessor Wanagari Muta Maathaiの講演です。Future Challenges: Protecting our Environmentというテーマで、Green Belt Movementの話をされたのですが、アフリカなどで起こっている民族間の紛争は「有限な資源の取り合い」から来るので、環境、民主主義、平和の間には重要なリンクがある、という指摘、自ら当事者意識をもち、知識や情報を得て、自分たちの環境を守れば、民主主義と平和が達成できるという話は、非常に説得力がありました。(この話は10月初めに京都で開かれたSTS Forumでもアフリカの参加者からたびたび指摘され、私は知らなかった視点だったので、印象に残っています。環境は環境、平和は平和、アフリカの紛争はアフリカ固有の話として別々にとらえがちだったなので。)

さらに自分が学生の時に海外でいろいろな経験をしたことから世界が開かれたこと、UAEのような砂漠にある国で木を植え、育てることができる(アブダビはこの間書いたように、植林がとても盛んに行われています)なら、世界のどこでもできるはず、小さな力でも大きな運動になるポテンシャルを持つという話はとても感動的でした。特にこの会議の主役が、有名な科学者やノーベル賞の受賞者ではなく、UAEを初めとした中東の学生であることを考えると、こうしたコメントの意義は非常に大きいと思いました。

また「もったいない」という思想や、人が出す二酸化炭素を吸収するには、20本(確か20本だと思います)の木が必要だという研究結果など、日本の話が何度か出てきたのも、印象的でした。こうした世界でも有数の方が日本の価値観や科学技術の成果について、日本のスポークスパーソンとして世界に向けて語ってくださるのは、日本にとってとてもすばらしいと思います。同時に、(もちろん私だけかもしれませんが)こうしたすばらしい人の価値が日本でどれだけ知られているのか、ちょっと心配、かつ残念に思いました。(上の写真1枚目はNobel Museumのオープニングの前、2枚目はいろいろサポートしてくれた二人のスタッフと、3枚目は波多野大使ご夫妻とジャパンセッションをやったチーム全員です)

 もうひとつの話はその3でご紹介します。

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