今日10月8日は、六本木アカデミーヒルズで開かれているグローバル・アジェンダ・セミナー2012 第3タームの第2回目でした。For English=> 今回は、7月にできたFIT(Feed in tariff)制度を活用しようと多くの企業がビジネス機会を求めて参入している中で、「FITビジネスは成り立つか」というテーマでした。

参加者を3グループに分けて、YesとNoの立場から議論するという事前課題だったので、グループはいずれもかなり準備をしているようでした。(質問もかなり来ました)

3グループともYesとNoと両方の立場で議論できるようにとしておいたのですが、ただ立場を変えて議論するよりも、設定を作った方が良いのではないか、と考えました。

そこで選んだ設定は次の3つです。

1)国会事故調が東北地域で報告書の説明をするためにタウンミーティングを開いた、その場で、FITビジネスの将来性について議論する

2)今週東京で開かれるIMF/世界銀行の総会のために世界各地から集まっている金融関係者を対象に、FITビジネスの将来性を議論する

3)11月に総選挙が行われ新しい総理が決まったが、総理はFIT制度の今後につぃて、ビジネス界の意見ー賛否両論ーを聞きたい。

いずれも架空の設定なのですが、この設定で、3チームにそれぞれYes, No,そしてその場にいる参加者(東北の方々、IMF・世銀の総会にこられた世界各地の金融関係者、新しい総理と閣僚)の役割をしてもらいました。

今日突然、この設定を説明したため、最初は皆、「ビジネスの可能性について議論するはずでは?」「これは何だ?」「何をいえば良いのか」とかなり混乱していましたが、何とか始めました。最初の回で少しコツがわかったようで、2回、3回と繰り返すにつれ、だんだんその気になってきたようです。

なぜこうした試みをしたかというと、FITビジネスは成り立つか、というテーマを考えるにあたり、ステークホルダーが多様であること、世界も日本のFIT制度の動向に関心を持っている可能性があり、それをどうとらえるか、を考える必要があること、制度自体も今後どんな方向に進むのか、民間企業も影響をもつことができることなどを考えてもらいたいと思ったからです。対象や設定によって、どう議論を進めるか、を自ら体験するためでもありました。

こうした多様な設定にすると、単なるディベートの練習をするより、おもしろいのではないか、と、今朝考えたのです。(昨晩からアイディアが浮かび、今朝、具体的な設定を考えました!) トピカルなことを活用しようとも考えました。

皆大変だったけれど、良い練習になった、もっとこうした試みをしたいという意見が多いようでした。GASシリーズでは、いつも何か新しいことをしたい!と私自身思っているのです!